予防歯科

~歯科医院によるお口のプロフェッショナルケアでいつまでも健康なお口を!~

1. 予防歯科についての院長の考え方

「予防歯科」という言葉がCMなどで流れることで、患者さんの間でも予防に対する考え方が広まってきているように感じます。

河原町歯科医院でも、やはり病気になる前に予防で未然に防ぐことを大切に考えています。何より天然の歯は、削ったり抜いたりしたらもう元には戻りませんし、いくら良い入れ歯やインプラントを装着したとしても、天然の歯に勝るものはありません。

近年の予防意識の高まりから、「虫歯や困っているところはないけど定期検診を受けたい」という患者さんが増えてきました。雑誌PRESIDENTでもシニア1,000人に聞いた「リタイア前にやるべきだった・・後悔」の特集記事の健康分野でも、第一位に「歯の定期検診を受ければよかった」と言われている程です。

河原町歯科医院には、明るく丁寧な歯科衛生士がたくさん在籍しています。
ぜひ歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを定期的に受けていただいて、末永く歯を健康に保ってください。

2. 河原町歯科医院の予防歯科

河原町歯科医院では、予防にはご自宅での「ホームケア」と医院内での「プロフェッショナルケア」の2つが大切であると考えています。

ホームケア

ホームケア

ホームケアは、まずもって毎日の歯みがきが大切です。しかし、歯みがきには患者さんそれぞれの癖があり、丁寧に磨いているつもりでも磨き残しがあることが多くあります。そこで、スタッフによるブラッシング指導(TBI)を受けていただき、ご自宅でしっかりとお口のお手入れができるようにお手伝いしています。

プロフェッショナルケア

プロフェッショナルケア

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と呼ばれる専門のクリーニングを当院では実施しています。
やはりホームケアで丁寧に磨いても、どうしても汚れは付着してしまいますので、PMTCを行ってすみずみまでピカピカに仕上げます。
一度受けていただくとお分かりいただけると思いますが、ピカピカツルツルになった歯は、本当に気持ちいいものなのです!
当院では患者さんに合わせた予防プログラムを作り、PMTCを定期的に実施しています。

Q&A(予防歯科編)

Qキシリトールって虫歯予防効果があるのですか?
A効果はあります。 虫歯の原因になる菌は、糖を食べてネバネバした多糖体と酸を作るのですが、例外的にキシリトールを分解できません。このためまったく酸を産生せず、ネバネバも作らないだけでなく、虫歯菌はキシリトールを吸収しているうちにほかの糖を発酵させる能力もなくなって発育しなくなってしまいます。さらに長期間、くりかえしキシリトールを食べているとミュータンス菌でありながら虫歯を作る能力のない性格のミュータンス菌が増えるらしいのです。何ヶ月かキシリトールのガムを噛んでいる人はガムを噛むのをやめても長期間効果が持続するという研究もあります。
このようにいいことばかりのキシリトールですが過信しすぎて肝心の歯磨きがおろそかになってしまう人がいますので注意しましょう。また、キシリトールは消化、吸収されにくいものなので食べ過ぎると下痢を起こす可能性があります。食べ過ぎにも注意してください。
Qフッ素には毒性があると聞きましたが大丈夫ですか?
Aフッ素の濃度が適正であれば体に害はありません。しかし、食塩が体にとても重要な物質でありながら過剰に摂取すると高血圧などの問題を引き起こすように、フッ素イオンもあまり大量に摂取すると有害です。現在歯科医院で使っている濃度や頻度、歯磨き粉に入っている濃度であれば問題はありません。
Q定期検診にはどれくらいの間隔で行けばいいのですか?
A患者さんのお口の状態によっても変わりますが、3ヶ月から半年に一度の歯科検診を推奨しています。歯垢が歯石に変わるのは2日~14日程度、歯石がついてくるのが3ヶ月くらいと言われており、前回の検診からそれ以上日を開けると歯石の除去も大変になってしまいます。
Q引越し前の歯医者で定期検診を受けていたのですが、新しい歯医者でも引き続きお願いできますか?
Aもちろん、大丈夫です。ただし、はじめにお口の状態を知るためにレントゲン撮影などの検査が必要になります。
Q定期検診はどこの歯医者でしても同じですか?
A基本的に行うことは共通していると思います。ただし、担当する歯科衛生士さんによって、またそこの歯科医院での予防に対する考え方によって定期検診の充実度の違いが出てきます。患者さん一人ひとりに合ったかかりつけの歯医者さんを探されることをお勧めいたします。
Qタバコのヤニや茶渋なども取れますか?
A予防歯科は、主に歯石・歯垢の除去を目的にしていますが、ヤニ汚れ、茶渋などの着色も一緒に除去できることで「本来の歯の白さが蘇る!」という患者さんに嬉しい効果もあります。(元々の歯よりも白くすることは、ホワイトニングを受けないとできません)